就職活動 2019 9 15

書名 就職四季報 企業研究・インターンシップ版
出版社 東洋経済新報社

 最近の若者を見ていて思うのは、
この本で企業研究をすることも重要ですが、
自分を研究することも重要です。
 たとえば、大学に入って、
早速、アルバイトを始めようとして、
応募したが採用されず、落ち込んでしまった。
まるで社会全体から否定されたような気分になったという。
 しかしながら、こうした若者から話を聞くと、
自分をよく知らなかったために、
そういう結果を招いているのではないかと思うことがあります。
 初めてのアルバイトなのに、
いきなり難易度の高いところに応募して、
「落選」してしまうのは、当然と言えるでしょう。
 たとえば、駅前のスターバックスは、
人気のあるアルバイトで、応募者が多いかもしれません。
 そこへアルバイト経験ゼロで応募しても、
採用される可能性は低いでしょう。
 もちろん、コーヒーが大好きで、
コーヒーの知識が豊富ならば、
たとえアルバイト経験ゼロでも採用されるかもしれません。
しかし、若者に話を聞くと、コーヒーは、あまり飲まないという。
 私は、「それで、よくスターバックスに応募したものだ」と驚きましたが、
「ある意味、度胸がある」と思いました。
しかし、若者には、度胸が必要なことをやった自覚がなかったのです。
 若者に想像力の欠如が発生してしまう原因は何か。
私には、思い当たることがあります。
 ある進学校の話を聞いて驚きました。
その学校は、企業向けの研修施設を借りて、
受験の春合宿や秋合宿を行うそうです。
企業向けの研修施設は観光地にあるのが多いでしょう。
 問題は、合宿の日程です。
現地に着いたら、すぐ勉強合宿が始まり、
夜も勉強合宿があり、
最終日も、ぎりぎりまで勉強合宿をして帰るという日程です。
 つまり、観光地で合宿しているのに、
全く、観光をしていないのです。
これでは、社会体験ゼロでしょう。
 せめて、最初の日の午後か、
最終日の午後は、観光地を視察して、
現地の人たちは、どのような生活を営んでいるのか見学するのも、
社会の仕組みを知る上で、重要でしょう。















































































トップページへ戻る